サービス管理責任者に向いている人とは?仕事内容やサビ管のやりがいも解説
障がい福祉サービスの現場では、サービス管理責任者の配置が義務付けられています。
支援員からのステップアップとしてサービス管理責任者になりたいと思っていても、私にできる仕事なのかどうかと悩んでいる方もいるでしょう。
この記事では、サービス管理責任者に向いている人の特徴や、やりがいについて解説します。
この記事を読むことで、主な仕事内容と仕事をする上での心構えを知ることができるでしょう。
TS assistは、児童発達支援・放課後等デイサービスに特化したコンサルタントとして、豊富な運営経験を活かした専門的な支援を提供いたします。200店舗以上のサポート実績に基づき、職員の信頼関係構築や業務効率化のための具体的な戦略を提案します。
各施設に合わせたカスタマイズサービスで、経営の安定と収益向上を目指しましょう。個別対応の細やかさと、Googleチャットを通じた迅速なコミュニケーションで、お気軽にご相談いただける体制を整えております。より良い療育の提供に向けて、TS assistはお客様の信頼できるパートナーであり続けます。
もくじ
サービス管理責任者とは
サービス管理責任者は、障がい福祉サービスにおいて18歳以上の障がい者を対象に自立支援や社会生活に適応できるよう支援する仕事です。
この資格は、障がい福祉サービスを提供する事業所の人数によって配置人数が異なりますが、決められた基準に応じて必ず配置が義務付けられています。
関連記事:児発管からサビ管になるには?2つの資格の違いや資格取得の要件・流れを解説
サービス管理責任者の仕事内容
事業所で提供するサービスのまとめ役ともいえるサービス管理責任者ですが、実際はどのような業務を行うのでしょうか?
ここでは、サービス管理責任者の具体的な仕事内容について見ていきましょう。
参考:国立障害者リハビリテーションセンター『サービス管理責任者等の役割と業務』
個別支援計画の作成
障がい福祉サービスでは利用者一人ひとりの状態に合わせた個別支援計画を作成する必要があります。
障がいの特性や生活状況を把握し、本人や保護者の希望を元に必要な支援について検討することも、サービス管理責任者の仕事です。
より良いサービスを提供するために、一度作成した個別支援計画はサービス提供開始後に支援内容が合っているか、問題点はないかなど、こまめにチェックします。
実際に支援を開始して本人の状態に適していない支援内容であれば、その都度改善していく必要があるでしょう。
関係機関や行政との連携
学校や医療機関などの関係機関や行政との連携も、大切な業務の一つです。
障がい福祉サービスでは、個別支援計画に基づき支援を行うため、事業所以外の関係機関に協力を求めることもあります。
利用者と関係機関のスムーズな連携を図るためにも、サービス管理責任者は外部とより良い関係を構築できるような体制作りをしていく必要があるでしょう。
スタッフへの技術指導や育成
サービス管理責任者が個別支援計画を作成し、その計画に沿って支援を提供するのは事業所のスタッフです。
そのため、スタッフへの助言や技術指導なども仕事内容に含まれます。
実際に支援の現場に立ち会い助言する、社内や外部での研修の実施、資格取得の促進を行うなど、常にスタッフが成長できる機会を作っていきましょう。
サービス管理責任者の仕事が向いている人
サービス管理責任者は、仕事内容も多岐に渡るため、仕事をこなす上で向いている性格があります。
ここでは、どのような人がこの仕事に向いているのかを解説します。
コミュニケーション能力が高い
利用者や保護者との関わり、関係機関との連携など、会話を必要とする機会が多くあるため、コミュニケーション能力が高い人はこの仕事に向いているといえます。
また、サービス管理責任者は事業所全体のまとめ役でもあるので、コミュニケーション能力が高ければ、スタッフの先頭に立ち事業所を引っ張っていけるでしょう。
責任感が強く向上心がある
利用者の個別支援計画の基本的な方針や、その計画に基づいた関係機関との連携はサービス管理責任者が行います。
そのため、自分の決めた計画に責任を持ち、今後の支援内容をより良いものにしていく向上心のある人がこの仕事に向いているでしょう。
リーダーシップがある
利用者や関係機関との連携、スタッフの育成など、常に事業所のまとめ役として行動していく立場なので、リーダーシップのある人が向いています。
より良いサービスを提供するにはどうすれば良いか、スタッフが働きやすい環境にするには何を改善すれば良いかなど、自ら進んで行動できるタイプの人が適任といえるでしょう。
サービス管理責任者の仕事が向いていない人
上記で解説したように、サービス管理責任者に向いている人もいれば、反対にそうではない人もいます。
ここでは、サービス管理責任者に向いていない人の特徴を解説します。
現場で直接利用者への支援を行いたい人
利用者と対面し直接支援を行いたい人は、サービス管理責任者の仕事は不向きかもしれません。
サービス管理責任者は、個別支援計画の作成やスタッフの育成などが主な仕事内容になります。
実際に現場に入り直接支援を行うことが少ないため、やりがいを感じにくくなってしまう可能性があるでしょう。
事務作業などの細かいタスク管理が苦手な人
書類作成やスタッフのシフト作成など、現場で働いている時よりもデスクワークが多くなります。
期限までに提出するべき書類の確認や利用者の利用日の確認、スタッフのスケジュール管理など事務作業は多岐にわたるため、細かなタスク管理が苦手な人は不向きかもしれません。
サービス管理責任者の仕事のやりがい
事業所をまとめる存在としてさまざまな仕事があり、大変なイメージもあるサービス管理責任者ですが、この仕事でしか味わえないやりがいも多くあります。
ここでは、サービス管理責任者の仕事で感じられるやりがいについて解説します。
利用者の課題解決に向けて1から携われる
利用者の悩みや課題を解決するために、1から個別支援計画の作成に携われることもやりがいの一つです。
現場で利用者にサービスを提供していると、もっとこんな支援をやってみたい、こんな方法で支援してみたらどうかなどと考えることもあるかと思います。
サービス管理責任者なら、自分で考えた計画を元に支援していくため、支援員では味わうことのできないやりがいを感じられるでしょう。
スタッフと共に達成感を味わえる
利用者への支援はサービス管理責任者だけでなく、事業所のスタッフと連携して行っていきます。
支援員が現場で支援した際の気づきや意見などを元に、スタッフ全員で会議を行い、より良いものに改善していくのもサービス管理責任者の仕事です。
利用者が課題を解決できた時や、利用者から感謝の言葉をいただいた時には、スタッフと共に達成感を味わうことができるでしょう。
利用者の成長を見届けることができる
利用者の悩みや今後の課題を聞き、サービス内容の土台を作っていくのがサービス管理責任者です。
最初はどのような支援方法が適切か、もっといい方法があるのではないかと悩むこともあるかと思います。
その中で、利用者ができることが増え、成長を見届けることができた時には、やりがいを感じることができるでしょう。
サービス管理責任者に向いている人は責任感が強くリーダーシップのある人【まとめ】
サービス管理責任者は、障がい福祉サービス事業所に必ず1人の配置が義務付けられています。
仕事内容は、個別支援計画の作成や関係機関との連携など多岐にわたるため、責任感が強くリーダーシップのある人が向いているでしょう。
反対に、直接利用者に支援を行いたい方や細かな事務作業が苦手な方には、不向きな仕事かもしれません。
これからサービス管理責任者になるかどうか考えている方は、自分の性格や、やりたい仕事内容であるかどうかを見極め、さらなるステップアップを目指しましょう。
TS assistは、児童発達支援・放課後等デイサービスに特化したコンサルタントとして、豊富な運営経験を活かした専門的な支援を提供いたします。200店舗以上のサポート実績に基づき、職員の信頼関係構築や業務効率化のための具体的な戦略を提案します。
各施設に合わせたカスタマイズサービスで、経営の安定と収益向上を目指しましょう。個別対応の細やかさと、Googleチャットを通じた迅速なコミュニケーションで、お気軽にご相談いただける体制を整えております。より良い療育の提供に向けて、TS assistはお客様の信頼できるパートナーであり続けます。